ウェブ版 アドバイザーは手で語る Vol.8 古賀 未加緒先生
ステップの開催は年間約560地区。のべ2000名を超える先生方がアドバイザーとしてご協力くださっています。アドバイザーの先生方が何を思い、感じ、アドバイスを記すのか、その根源を探ります。
古賀 未加緒先生(正会員/福岡県)
ステップは、演奏を通した対話の場
ステップ、コンペティション、全ての演奏にいつも敬意を持って聴かせて頂いております。
コンペでは演奏を評価する上で、ある程度冷静に受けとめ、バランスを保つために多少感受性をコントロールする必要がありますが、ステップではお一人お一人の個性や頑張りそのものを真直ぐに応援できるステージだと感じています。ステップ開催前に届くプログラムで下調べをして気になる曲は楽譜を用意して臨みますが、当日は皆様の演奏に耳を澄ますことで、響きと共に様々なメッセージが伝わってくるように感じます。お名前や年齢、演奏前に聞かせて頂くコメント等の情報が、より身近に親しみを感じさせてくれるのかも知れません。
ステップの魅力は、良い意味で垣根がなくすべての方々がそれぞれの立場で自由に参加できる事だと思います。多様性に富んだステージ、アドバイザーからのメッセージ、トークコンサート、継続表彰などその一日に魅力的な要素が詰め込まれ、種々の要望に応える多彩な内容になっています。ステップの現場で参加者の演奏から受ける刺激や学びに感謝し、皆様の素敵な所やお役に立ちそうな事を、心を込めてお伝え出来ればと思います。ステップは関わるすべての人の心に花を咲かせる場だと思いますし、これからもそうあり続けてほしいと願っています。