ピティナ・ピアノステップ

受賞者に聞く!継続5回表彰の軌跡

受賞者に聞く!継続5回表彰の軌跡

ピティナでは、継続してピアノを学び人前での演奏に挑戦することを応援すべく、参加回数5回ごとの節目に「継続表彰」を行っています。5回表彰はその最初の一歩です。

今回は、この夏に行われたステップで継続5回表彰を受賞した参加者にインタビューを行いました。
それぞれの参加者が歩んできた道のりをぜひご覧ください!

太田 幸歩さん(小学4年生)
2012年以来、毎年夏にステップに参加。7月3日筑西夏季地区で継続5回表彰を受賞。

小学校2年生の時に、学校で合唱の伴奏を担当したことをきっかけに人前で弾く喜びに目覚めたという太田幸歩さん。クラスでも音楽係を務め、空き時間に自らピアノを弾いては、お友だちに聞かせているそうです。

選曲も自主的に行うそうで、お母さんと共に動画サイト等で様々な曲を聴きこみ弾きたい作品を探しています。今回演奏した自由曲のブルグミュラー「タランテラ」もぜひ弾いてみたい憧れの曲でした。しかし特に左手のパートを仕上げるのに苦戦。時には自宅レッスンでの様子を市村幸子先生(指導会員)に送って指導を受けながら、毎日黙々と練習したといいます。

当日は練習の成果が出て、ノーミスで弾ききることができました。ずっと幸歩さんを見守ってきたお母さんも、「本番を重ねるたびに堂々とした振る舞いが身につき、演奏の間違いも少なくなってきました」と確かな成長を感じたそうです。

5回目のステージを納得いく演奏で飾った幸歩さんの次の目標は、継続10回。舞台に立ち続ける幸歩さんの成長から目が離せません!

大塚 優さん(小学5年生)2012~2013年にかけて5回にわたりコンペに参加。7月24日筑紫地区で、ステップ初参加にして継続5回表彰を受賞。

サッカー少年の大塚優さん。クラブチームに所属して週3回、放課後から夜8時まで練習に明け暮れています。ピアノは3歳から始め、コンペに挑戦したこともありましたが、福岡への引っ越してから1年ほどは本番の舞台から離れていました。

3月に行われた発表会で久々の本番を迎えたものの、納得いく出来にならず悔しい思いを抱えていたところ、「コンペに5回も出たことがあるなら継続表彰も受けられるし、ステップに出てみたら?」という鬼丸悦子先生(指導会員)の提案を受け、参加を決めました。

サッカーの合間を縫って毎日欠かさず練習し、当日を迎えた優さんですが、思いのほか客席が近く緊張し、途中で暗譜が落ちてしまいました。継続表彰の受賞式では悔しさのあまり涙がこぼれ、その様子を見ていたお母さんは、「もうステップに参加するのはやめてしまうのでは」と心配したそうです。しかし「次はどうする?」と聞くと、「次は完璧に弾いてリベンジしたい!」と頼もしい言葉が返ってきました。

「ピアノは音を綺麗に弾けるようになるのが楽しい」という優さん。悔しさをバネに、次こそホールいっぱいに美しい音を響かせてくれる事でしょう。

河田 蓮さん(高校3年生)
ステップ初参加は2013年。8月15日国分寺夏季地区で、継続5回表彰を受賞。

高校3年生の河田蓮さん。大学受験を前に、自分が取り組んできたピアノを目に見える成果にしたいと、ステップでの継続表彰を目標に設定しました。

7月下旬から8月半ばにかけて、短期集中で4地区に参加。ショパンの「ノクターン 変ホ長調 Op.9-2」とベートーヴェン「エリーゼのために」を、4度の本番で深めていきました。

指導者の松沢あおい先生(指導会員)のアドバイスで、コンパクトなサロンから300人規模の音楽ホールへと、次第に会場が広くなるよう地区を選択。毎回異なる環境で本番を迎えることとなり、そのたびに新たな課題が発見できたといいます。後半はただ曲を弾きこなすだけでなく、会場で美しく音を響かせるにはどうしたらいいかという所まで意識を向けられるようになりました。視野が広がったことで演奏に磨きがかかり、アドバイザーの先生からの評価も上がっていったそうです。

5回目のステージは、お盆休み真っ只中の国分寺夏季地区。ここで周囲の参加者がピアノに取り組む熱心な姿勢を目の当たりにし、「もっと頑張りたい」と大いに刺激を受けました。5回表彰という目標を達成するとともに、新たな目標が芽生える夏休みとなりました。

今回取材したみなさんは共通して、継続5回のステージが次の目標を見出すきっかけになっていました。続けることで見えてくる課題や喜び・楽しさがあるのでしょうね。

ピティナはこれからも継続する皆さんを応援します。
ステップのステージをご自身の音楽活動に活用ください!

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