ピティナ・ピアノステップ

知って得する!ステップ参加の小ワザ30 大公開!

知って得する!~ステップ参加の小ワザ30、大公開

4月~7月は過去最多の208地区以上で開催が決定している、ピティナ・ピアノステップ。とりわけ、5月はコンペティションを意識した開催も多く、なんと91地区を数えます。

そんなステップ上半期の最盛期を前に、今日は、ステップをよく知っているあなたにも、今年初めて参加するあなたにも役立つ小ワザを30個紹介します!さて、あなたはいくつ知っていますか?


1. アドバイザーにそっと耳打ちできる?!

2015年4月開催地区より、グランミューズのウェブ申込みにおいて、ピアノ学習歴を答える設問が追加されました。ここでの回答はメッセージ用紙に印刷され、アドバイザーの先生が演奏前に確認することができます。「中学から中断し10年ぶりに再開しました」「●●大学受験準備です」など、会場で読み上げられる60字コメントには書けないことまでアドバイザーに「耳打ち」できます。アドバイザーとのキャッチボールこそ、ステップの醍醐味。ぜひお役立てください!

2. あのピアニストが、あちこちで入場無料のコンサート!

赤松林太郎先生

ピティナ・トークコンサートは、昨年度、実に232ヵ所で開催。参加者でなくても、もちろん入場無料。最大30分のプログラムを楽しめます。昨年、最も多くトークコンサートを行ったトップ3は、赤松林太郎先生(14回)、菊地裕介先生(8回)、中川京子先生(8回)でした。プロのピアニストの演奏を堪能できるのも、ステップならでは!

3. 23ステップの演奏曲順を逆転できる場合がある。○か☓か?

正解は○です。23ステップでは、必ず課題曲→自由曲の順番で演奏しなければなりません。ただし、ソナタやソナチネの同一曲の中で複数の楽章を選択した場合に限り、課題曲・自由曲の曲順を変更することも可能です。希望する方は、申込時にその旨を明記して下さいね。詳しくはこちらのページ「(3)演奏上の注意」をご覧ください。

4.「継続表彰授与証明書」は発行手数料無料です。

年間を通じてピティナ・ステージ継続表彰授与証明書を発行しているのをご存知ですか?ステップやコンペ、提携コンクールの参加履歴が集約されており、発行手数料は無料。申し込みはウェブから3分程度で手続きもとっても簡単です。

5.「二刀流」の参加、大歓迎!

フリーステップでは、途中で演奏する楽器を変えてもいいこと、ご存知でしたか?ピアノを弾いた後に歌を歌っても、ヴァイオリンを弾いてもトランペットを弾いても全く問題ありません! 次回のステージは、ピアノと「○○」の二刀流で参加してみてはいかがでしょうか?

6. 指導者コメント欄の活用の裏ワザ

ピティナ・パスポートのページで、意外に活用されていないのが「指導者のコメント」欄です。事前に応援コメント書いていただくのもアリ、終わったあとに感想を書いていただくのもアリ。ぜひ一度先生と相談してみてくださいね。さらに、ここに記録としてアドバイザー3人のお名前や、ホール名、ピアノの機種などを書き込んでいる方もいらっしゃいます。確かに、あとで自分の成長プロセスを振り返るときに便利かもしれませんね!

7. コンペとステップの意外な関係とは?

コンペのリハーサルで利用する、というのが常道ですが、四期の曲をすべて学ぶためにコンペとステップを組み合わせ、秋以降にコンペ課題曲で参加している例もあります。また、予選で弾かなかったピティナ課題曲で秋にチャレンジできる提携コンクール「ヨーロッパ・ジュニアピアノコンクール」も毎年開催されます。

● ヨーロッパ・ジュニアコンクールにて、ピティナ課題曲と同じ曲で金賞を受賞!

金田愛珠さん(小学3年生、指導者:由良佳久先生(正会員))

千葉県佐倉市の金田愛珠さん(写真)が、昨年、ヨーロッパ・ジュニアコンクール小学3・4年部門Aコースに参加し、11月23日の地区大会で見事に金賞を受賞しました。
金田さんはピティナ・ピアノコンペティションB級で、惜しくも予選通過が叶わず、準備した本選課題曲で受験する機会がなくなってしまったところ、指導者の由良先生に相談し、課題曲を一部準拠させた当コンクールへのチャレンジを決めました。結果、9月の予選では同部門でただ一人「特別優秀賞」を受賞しました。
課題曲の中ではグルリット『トロイメライ』が好きだという金田さん。夏休みは少しピアノから離れて充分に遊びを楽しみつつ、コンクール地区大会が終わる11月まで、練習期間はつまり半年以上。その間、いろいろな曲も練習し、技術や表現力を向上させつつ取り組んだので、弾き方が音楽的に次第に深まり、ますます『トロイメライ』が好きになれたそうです。
ヨーロッパ・ジュニアコンクールは演奏後にステージ上で審査員に直接質問できる時間があります。金田さんの場合、審査員長の杉谷昭子先生が目の前で実際に演奏してアドバイスを下さったとのこと。ピティナは学習者の皆さんが、ピティナ・コンペティションだけではない多種多様なコンクールの存在を知り、その時々の成長の糧にしていただけたらと願っています。

8. どうしても午前中じゃないと参加出来ない!そんな時・・・

今年度より、地区によって、出演できる時間帯をおおまかに指定できる「時間帯指定パス」を開始いたしました。このパスは1,000円で、枚数に限りがありますが、事前に出演時間帯を確実におさえることがメリットです。「午前」「午後」「夕方・夜間」などの区分がありますので、チェックしてみてください。

9. もらいっぱなしのコミュニケーションカード、お返事しませんか?

会場で受け取ったコミュニケーションカード、当日の内にお返事が書けず、そのままになっていることはありませんか?会場で提出できなかったカードやお手紙は、ピティナ本部にお送り頂ければ相手の方に転送いたします。

10. 参加者アンケートを提出すると...

ステップにご参加いただき、会場で配布される参加者アンケートを提出してくれた方には、オリジナルデザインのクリアファイルをプレゼント!皆様からのご意見をお待ちしています。

11. コンペのリハーサルのための裏ワザ?

春になると、コンペティションのリハーサルにフリーステップを活用している方が多いと思います。3曲、4曲とまとめて演奏したいときには向いてますね。ただし、制限時間はステージの出入りを含めた時間なのでご注意を!ところで、コンクールの課題曲がステップの課題曲と一致している場合(インヴェンション、ブルグミュラーなど多数存在します)は、23ステップも活用しましょう!自由曲として他の課題曲を選べば、2曲とも「SABCD」の5段階評価を受けることができます。

12. 幼児が一曲でも参加できる「プレ導入」が誕生。

3歳、4歳で、ちょっとステップの課題曲は弾けない・・・、かといって、フリーステップ3分は、長すぎて・・・という場合には、今年からスタートしたプレ導入がオススメ!必ず大人一人に同伴していただき、連弾、ソロなど、全部で1分程度の演奏をしてください。評価、メッセージはつきませんが、パスポートと特製シールがもらえます。

13. 伴奏こそピアノの真骨頂!

弦楽器、管楽器や歌の伴奏というと、何だか相手が主役のようですが、実際には、両者共同で音楽を作っていく作業になります。また「楽譜を読み込む」「相手に合わせる」など、ソロではできない勉強が深められる機会にもなります。ぜひ、「ピアノソロ」ではなく「ピアノ伴奏」でステップに参加してみませんか?

14.「ピアノステップ」だけど、ピアノでなくてもいいんです。

23ステップでは2曲ともピアノを演奏しますが、フリーステップでは、演奏する楽器も参加者の思いのまま。友だちと鍵盤ハーモニカやリコーダーで参加するもよし、習い事で鍛えたフルートやサックス、ギターなどの腕を披露するもよし。あなたの個性をステージで表現してください。

15. 開催決定地区は金曜日にチェック!

新たに開催が決定し、申込受付を開始した地区の情報はいつ公開されるか知っていますか?実は毎週金曜日に発表され、同じく金曜配信のピティナ・メールニュースでもご案内しています。様々なお役立ち情報をまとめたメールニュースへの登録はコチラ!

16. 団体登録はメンバーの入れ替え、増減も自由!

東日本大震災のあった2011年度から始まった「団体登録」。昨年度は99組ものチームがステップのステージに登りましたが、まだまだ少ないと思っています!通常の参加料+3000円で参加できるのでとってもお得ですし、団体の代表者が一つのパスポートをずっと保管してくだされば、毎年メンバーの入れ替えをすることだってできます。例えば、団体登録でファミリーアンサンブルを楽しみ、家族が増えたら何年か後にその子にステージデビューしてもらうとか・・・。

17. 会員割引なら参加料が断然お得!

ピティナでは、会員ご本人および、二親等以内の方がお申込みになる際は「会員割引」が適用されます。ピアノ指導者でなくても、「支持会員(主に保護者)」「学生会員」といった区分でのご入会(年会費6,000円)ができ、一般料金よりも2,000円安い価格となります。また、「グランミューズ会員」は、割引は本人しか適用されませんが、年会費3,600円です。

18. 23ステップの課題曲が試聴できる!

ステップのトップページの右下に、課題曲を探せる便利なコーナーがあるのをご存知ですか?例えば「基礎2」をクリックすると、図のようなリストが登場します。ここで左端の「動画」アイコンがある曲については、アイコンを押すとYouTubeにジャンプし、音源を聞くことができます。出版社、掲載ページ等は「詳細」ボタンへ。

19. 2名登録と賛助出演はどう違うの?

連弾での申込でお問い合わせが多いのが「登録者数」です。「参加者1名+賛助出演」の倍と異なり、「参加者2名登録」なら、演奏する二人ともパスポートや賞状が発行され、ステージポイントが付きます。なお、参加料は「参加者1名+賛助出演」の場合よりも1,500円高くなります。

20.「7桁の数字」をお忘れなく!でも自由曲は・・・

23ステップの課題曲として登録されている作品全てに、7桁の課題曲コードが登録されています。正確な登録を徹底するため、曲コードの記入にご協力ください。なお、自由曲では必ずしもコードを記入する必要はありません

21. ソロ、ソロ、連弾~これが1回の申込でOK!

友達と連弾曲で参加したい・・・でもソロでも演奏したい・・・という場合は、こちらの小ワザを使います!
フリーステップで2名参加登録にすれば、通常の参加料よりも1,500円だけ高い料金で、パスポート(ステージポイント)はそれぞれに渡されます。この場合、2名参加なので、1曲だけは連弾で演奏しなければなりませんが、それ以外の曲はソロでも構いません。例えば、フリー7分で(1)Aさんのソロ、(2)Bさんのソロ、(3)AさんとBさんの連弾、という参加が可能です。ソロと連弾を分けて2回申し込まなくても大丈夫です。

22. 紙の申込書&郵便振替でのお支払いよくある問い合わせ

現在、約3割の方が(ウェブではなく)紙の申込書を使って参加されています。その場合、お支払いは郵便振替となりますが、「定員間近のため急いでいるが、週末は郵便局が休みなので週明けにならないと振り込めない」というお問い合わせをいただくことがあります。実際には、ゆうちょ銀行経由で、ATMを活用すれば週末でもお支払いが可能です。

23. フリーステップで一日2回以上参加しても、ステージポイントは「1」しかつかない。○か☓か?

正解は○です。正確には、2005年度から、1地区で取得できるポイント数が23ステップとフリーステップそれぞれに対して最大1ポイントまで、となりました。逆に言うと、23ステップとフリーステップそれぞれに参加すれば合計2ポイントの加算となります。ステージポイントについてさらに詳しくはこちらへ。

24. ピアノ男子の割合は...

2014年度のステップ参加者のうち、男性の占める比率は17.6%。ステップに参加する男性の数は年々増加し、今年は昨年より526組も増えました。中には、男の人だけを同じ部に集めた「男の子の部」を設ける地区もあるんですよ!

25. 課題曲と自由曲でレベルが違っていてもいいの?

23ステップで演奏する自由曲は、課題曲のレベルに関係なく選択してOK。今は1つしか弾ける曲がないという方でも、自由曲にお好きな曲を登録し、簡単な曲を課題曲に選べば23ステップで参加できちゃいます。ただし、ステップによって自由曲の制限時間がありますので気をつけて。

26. マイページなら、お申し込みラクラク!曲目変更申請も可能です

突然ですが、みなさんはマイページをご存知ですか?参加するとき、このマイページがあるととっても便利なんです。①名前、住所、電話番号といった個人情報の入力が省略できる、②いままでの参加記録、曲名がいつでも閲覧できる、③指導者の先生にも参加するという情報がお知らせできる、などの機能がついています。なお、マイページを開設するにはまず1回のコンペor ステップの参加が必要です(その後、登録に必要な情報をお知らせいたします)。

27.楽譜はコピーしたらダメだけど・・・

昨年度から、無料配布されるようになったステップの参加要項。後ろのページに申込書と、郵送するための所定フォーマットが織り込まれています。この申込書は、コピーして使っていただいてもOKです。だからご家族で複数参加するときも、要項を複数取り寄せる必要はありません。また、ウェブサイトからPDFダウンロードも可能です。

28. 観光ステップ、里帰りステップのススメ。

昨年度517地区で開催されたステップ。もちろん近場で出演される方がほとんどなのですが、旅行先で出演される「観光ステップ」を楽しまれる方もいるようです。また、会報317号で紹介されたように、ピアノを買ってくれたおばあちゃんの前で弾く「里帰りステップ」も登場しているようです。ステージが、遠くにいるご家族との交流に使われているなんて素敵ですね!

● ピアノを買ってくれたおばあちゃんに聴かせたい

早原幸枝先生(指導会員)&斎田実杜さん(2014年7月21日 山梨東地区に参加)

斎田実杜さん(愛知県在住・5歳)は、お母様のご実家がある山梨のステップに参加しました。
その目的は、「ピアノを買ってもらったおばあちゃんに演奏を聴いてもらう」こと。幼稚園の終業式が終わった次の日から山梨に移動し、土日の間はご実家のピアノで猛練習。ステップ当日は、96歳のひいおばあちゃん、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚の皆さん一同で実杜さんの演奏を見届けたそうです。
「おばあちゃんに聴いてもらうというのがモチベーションになったのか、昨年よりもずっと熱心に練習してくれました。本人も親御さんも意識が高まり、『次は室内楽に挑戦してみようか?』と次の目標を一緒に探しているところです」と指導者の早原幸枝先生(指導会員)。ご家族と早原先生に見守られて、実杜さんのこれからの成長が楽しみです。

29. ステップは上り下りが自由自在!

最初に基礎を受けたから、もう導入を受けられない...そんなことはありません!23ステップはどの級から始めてもよし、前の級に戻ってもよし、飛び級してもよしと、皆さんの好きな順番で受けて頂けます。同じ級にもう一度チャレンジするのも大歓迎です!

30. 迷ったら、ここを見よ!

会場の雰囲気が分からず、参加する地区を決めかねているそこのあなた!地区詳細ページ下部の「前年度の開催」リンクから一年前のプログラムや時間割、企画内容をチェックしてみてはいかがでしょうか。また開催記録ページでは当日の写真やレポートを見ることが可能です。


ステップの小ワザ、裏ワザ30個、いくつ知っていましたか?ひとつでも役に立つ情報があったら嬉しいです。ピアノ学習のペースメーカーとして、はたまた思いっきり個性を発揮する舞台として、この春・夏、皆様の参加をお待ちしております。

ステップの地区一覧はこちら
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